BABY KEN

動物学者たちの観察記録によると、オオカミの高度な群社会の中では、成長した狼は子を外敵から見張る役割を交代で行なうそうだ。ベビーシッターだ。オオカミを祖先に持つイヌも例外ではない。イヌは野生に近付くにつれてその習性は「オオカミ帰り」する。
画像は、山でのキャンプの夜の時、先に寝るとテント(巣穴)に入ったけん坊(人)を外敵から見張るポーリーの姿。
(姫路にて携帯電話から更新)
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動物学者たちの観察記録によると、オオカミの高度な群社会の中では、成長した狼は子を外敵から見張る役割を交代で行なうそうだ。ベビーシッターだ。オオカミを祖先に持つイヌも例外ではない。イヌは野生に近付くにつれてその習性は「オオカミ帰り」する。
画像は、山でのキャンプの夜の時、先に寝るとテント(巣穴)に入ったけん坊(人)を外敵から見張るポーリーの姿。
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あっという間に大きくなったロボ。体格は手足も長くがっしりとして雄らしく成長。とにかく遊ぶ事が好きで、ポーリーとのプロレス、グラウンドでのおれとの戯れ合い、ボール遊び。ボール遊びは、1度ボールを捕るものなら、見せびらかす様に近付いては目の前まで来てはフェイントをかけて逃げ回ることを繰り返して、誰もが走っても追いつけずに取る事ができなくなる。普段ポーリー優先で順位の低いロボはここぞとばかりにそれを楽しむ。そんなロボの性格はとても温和で、誰にでも、どのイヌにも、フレンドリーで怒ったところを見た事がないくらいだ。しかし、家の中に入ればそこは自分のテリトリーで外で物音がすれば低く太い声で吠え警戒をする。ロボは細かい事を気にせず、ふてくされる事もなく、天真爛漫で元気いっぱいで、このままの性格でいてくれたら長生きをしてくれそうである。このロボの雄イヌのとてつもない若さ溢れる野生パワーを、人間が我が者顔ではびこる社会の何でもかんでも規制管理するやり方の中で、いま我が家の置かれている状況の中で、どのくらい彼を自由にさせてやることができるかをいつも考えている。
今日はロボの1才の誕生日である。

photo/go
誕生日のスペシャルディナー(ラム肉)を待つロボ。
A
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梅雨もそろそろ終わりに近づくと世間じゃ「梅雨明け宣言」に神経質に騒ぐから、気象予報士も大変だ。なんで、「宣言」をしなくてはならないんだろう?宣言をすることによって経済的に商売している人や人の動きが変わるのか?だとしたら、結局また「金」ということだ。何にしても今の日本は「損得勘定」で嫌になる。
そんなアホな人間社会に嫌気がさしている時にはイヌ。イヌたちはおれをその純粋な心によって現実逃避のトリップに連れ出してくれて、そして、色々学ばせてもくれる。
そのイヌ達は、いまここでパソコンに向かっているおれの次の行動を期待していてジッとこちらの様子をうかがっている。今日も暑くなりそうだから涼しいうちに散歩でも行ってくるかな。

photo/eko
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ポーリーと仲の良い10kgちょっとの近所のMIX犬(雌)が、主人さんが車で畑に連れて行き作業している間にいなくなってしまった。あまり放した事がなかったそうで、きっと彼女は何かに夢中になったかではぐれてしまったんだろう。結局のところ 警察や保健所、近隣の動物病院に連絡をしていために翌日に家に帰って来れた。どうやら新聞屋さん好きの彼女は通りがかった新聞屋さんについていってしまい、困った新聞屋さんが動物病院へ連れていったそうだ。主人さんはかなりの心配をしていたのをよそに当の本人はけろっとしていたそうで。なんにしてもすぐにみつかったからよかった。
最近、ハスキーの家族、ソリイヌ、ディンゴ他などのイヌ達数頭とできる限りの自由の中で共に暮らした人類学者の観察記録の本「犬たちの隠された生活」/著者「エリザベス・マーシャル・トーマス」を読んだ。その中には「マリア」というハスキーの(雌)が出てくる。彼女は最愛の夫「ミーシャ」(ハスキー)と共に遠出の冒険旅行にでることがある。
「ミーシャ」には、マリアにはないすぐれたナビゲーション能力を持っている。そのナビ能力には出発点が大切だとエリザベスは言っている。それは出発点へ自力で到達したのではない場合にナビ能力が迷い効かなくなるらしい。自宅からミーシャとマリアが出発したとき、数日後にはちゃんと彼らは帰ってくる。しかし、イヌたちを連れて車で親戚の家に出かけ、そこから彼らの冒険旅行が始まった場合には必ずしも訪問先の家に戻ってくるとは限らないそうだ。彼らはいつも帰る方向がわからなくなると決まって他人の家の門口に座り込む。そうすると、そこの家の人たちが彼らの首輪の鑑札をみてエリザベスに電話をかけてくれる。彼らはエリザベスが車で迎えに来てくれるのを待つそうだ。
しかしこんな話しもあるアメリカで話題になった話し。ボーダーコリーの「ボビー」は主人と出かけた先のインディアナ州で地元の浮浪犬たちに追いかけられ逃げたことから主人とはぐれた。心配した主人は必死で探した。ビラを撒き地元のラジオで呼びかけもしたが見つからず、あきらめてオレゴン州の自宅へ帰宅した。すると半年後にボビーは全身汚れて傷だらけの体で一歩ごとによろけながら町へ帰って来たところを主人の娘さんがみつけた。そんな話しからアメリカではボービーのことが話題になり、途中でボビーに食物をやったり泊めてあげたりした人達が名乗り出てきた。その人達の証言からボビーの大体の足取りがわかったそうだ。それによると彼は途中、オオカミ用の罠にはまったところを助けられたり、幅800mもある泥と氷の渦巻く濁流のミズーリ河を泳いで渡ったり、ある老婦人の家で食べ物をもらい6時間も眠ったりしたときには疲労の極限で、足は血だらけになり、目は真っ赤に腫れ上がっていたそうだ。ロッキー山脈を超えて4000kmも歩いて旅をして自宅に帰ったときには数日は寝たきりで足を地につけることができなかったという。この帰宅本能についてはいろいろな実験も行なわれていて興味深い。それはまた次の機会にでも紹介しようと思う。なんにしても、数々の危険や飢えなどの困難を乗り越えて家族のもとに帰ろうとするイヌの純粋な家族への愛には感動する。

A
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最近、背の高くなった草むらを飛び跳ねる様に走り回るポーリーとロボにはダニがつく。
こいつは「マダニ」という奴でネットなどで詳しく出ている"キモかわいくない"奴だ。野山や公園の草むらなどからかわいい愛犬達にくっつき、日にちをかけて毛の中から皮膚へと潜り込み自分の体の30倍にもふくれあがらせる程に血を吸う。定期的に行なうダニノミ除けの薬剤「フロントライン」をイヌ達に垂らすのが半月位遅れしまった。ただそれだけで、すかさず、ロボの目蓋に喰らいつきやがり血を吸っている奴「マダニ」を発見した。
マダニの胃の中に「バベシア」という寄生している原虫が唾液とともにイヌの血管の中に侵入、増殖しながら次々に「赤血球」に取りつく。恐ろしい。そうなると、我々動物の体は免疫機能によって守られているから、侵入者を退治するべく細菌「マクロファージ」がバベシアが取りついた赤血球を食べて退治。「マクロファージ」は、赤血球ごと食べてしまうから赤血球が少なくなり貧血になる。今まで元気だったイヌは食欲がなくなり、体力が落ちて、しまいには立てなくなり、衰弱死してしまうそうだ。
先日、ポーリーが良く使う寝床に小豆の大きさにふくれあがったマダニの死体をカミサンが発見した。死んだのはおそらく「半月遅れのフロントライン」を垂らしその効果だ。
去年、ポーリーの目蓋についた時には綿棒にフロントラインをしみらせてダニの体に塗り付けてやったら、皮膚に喰らい付いている牙を抜きヨロヨロ動き出したところを取っ捕まえた。
ロボに付いた奴にも同じ方法を試した。無理にダニの腹を毛抜き等で摑み引き抜くとセメント物質で固められた牙だけがイヌの体に残り、そこから感染症になるそうで。薬剤をしみ込ませた綿棒をマダニの体に塗りたくって30分くらいたってから毛抜きでイヌの皮膚に近いところを摑み、最初にねじ込む様にしながら引っ張って2、3回繰り返して「スルっと」とれた。ザマミロだ。
ある公園の草むらでは1度に10匹ほどのマダニがポーリーに付いたところをケンが発見。
フロントラインをしているから安心だけど、家の中には持ち込みたくはない。ネコ達もいるし。毎日のブラッシングで目を光らせることは必要になる。ネコは血を吸われても「バベシア症」にはならないそうだが。

photo/eiko
A
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photo/eiko
一丁前に番犬のように外の様子に反応してみせるロボ。「ワフッ、ワフッ、」と控えめに声を出す。
変わったマダラ模様のせいでこの「ロボちゃん」を怖がる人もいるが、犬好きで気さくな職人的なおっちゃん達には人気があるようだ。
胸の毛並みは自慢の毛並みだが、とにかく短毛種は毛がよく抜ける。そのせいで根気よくまめに部屋を掃除をするカミサンには頭が下がる思いだ。
最近手に入れたアイテムは「シェットバスター」というイヌネコブラシ。「ファーミネーター」というメイドインUSAのイヌネコブラシの二番煎じ的なものだが、「シェットバスター」で十分(安いし)。ザクザクガシガシ、いらないアンダーコートが獲れるそうで(カミサン談)、長旅から帰ってきたらポーリーがなんだかスッキリしている。少し涼しそう。おすすめ。
これで、我が家のここんところの抜け毛騒動に終止符が打たれれば良いな。
A
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photo/eiko
イヌの笑い顔。耳は後ろに、目は細め、鼻を高くあげ、口は半開き。ご機嫌だ。
A
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photo/eiko
オガチよりもイヌが近づくことを許すチャンテ。
これ以上ロボが近づけばネコパンチが飛んでくるかも。
A
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せっかくの気持ちの良い日なのに、家族の場所を守るのに忙しいポーリー。
「ウナとの再会」
1日目にはまとまった雨が長く続いたせいか、ウナと噂の山のイヌ達の姿は見る事はなく、ポーリーとロボの様子からみても近くにも来なかったものと思えた。
2日目は朝から空は青く良く晴れ、木々の葉に残った雨水が太陽の光で輝き気持ちのよい朝になった。体に当たる日ざしの強さから暑い日になるだろう。
食事も済まし、馬屋の辺りで初めて馬を見たロボの様子を楽しみながら散歩をして、テントサイトに戻って盛り上がらないバトミントンをやめた時だった。主人らしき人と一緒に坂の上の方から下ってくる4頭のイヌが見えた。ちょうど入れ違いにイヌ達の主人は馬屋の方へと入っていったが、そのイヌ達はポーリーとロボに気がつき足を止めこちらを見ている。ポーリーとロボも彼らに気がつき、ポーリーが様子をうかがいながら数歩進んでは止まりをくり返し、ロボはそれに倣う。坂の上のイヌ達の中から1頭だけが匂いを嗅ぎマーキングしながら降りてくる。ウナだ。そのイヌがウナだという事にポーリーは気がつき尻尾を振っている。ポーリ−は1年ぶりの再会に喜び吠え近づいてお互いに挨拶(1年前に出会った時はお互いに惹かれ合っていた。恋愛感情を感じたのだ。)しかし、ウナはロボが近づくとの様子を変え茂みの柱にマーキングをする。
ウナは主張していた。ここから先は自分たちの縄張りだと静かに唸り声をあげていた。それは1頭の雄犬と認められたロボに対しての「よそ者に威嚇」をしているようで、また、ポーリーとの関係の中でのやきもち?とも思えた。そして、そんな様子を坂の上のウナの仲間達がじっとこちらの見ている。ウナに何かあればすっ飛んで来そうな気を感じる。遠目だが奴らはまだ若く無駄な肉もなく良い体つきの3頭で、ここのイヌにはめずらしい気がした。いつもなら地元での散歩の時に出会うイヌに喜び戯れようとするロボは、近寄ってきたウナに匂いを嗅がれ何もできずに固まっていた。ポーリーはあまり近付かず距離をとってウナの様子を見ていた。ウナはしばらく唸りながら匂いを嗅ぎマーキングをして仲間のところへ戻っていった。戻ってきたウナに仲間達は軽く戯れるようなボディランゲージをしていたのが印象的で、ウナは4頭のイヌの中ではリーダーの様だった。そして彼らは主人の一声と共に坂の上へと消えていった。日々、自然の中に暮らし群れを持ち守っているイヌの余裕のある強さを感じた。

ポーリーといい仲だった去年のウナ。
彼女のにはふさわしい相手と思えた唯一のイヌだ。その風貌から野生の力強さが伝わってくるイヌはウナの他に近所の「ベス」というハスキーと秋田犬のMIXの雄犬だ。

今年のウナ。不機嫌そう。
A
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